ご挨拶
体外受精が始まって40余年を経て、現在では16人に1人の赤ちゃんが生殖補助医療で誕生しています。
現在、女性の社会進出による晩婚化で、卵巣機能低下や着床障害といった難治性不妊も増加しており、当院ではあらゆる患者様のニーズに対応するために開院以来、患者様ファーストを基本としたオーダーメード治療を積極的に行っています。
令和4年4月から人工授精等の「一般不妊治療」、体外受精・顕微授精等の「生殖補助医療」について、新たに保険適用されることとなりました。
これは、国内で行われている生殖補助医療及び一般不妊治療の各医療技術について有効性等の評価を行った生殖医療ガイドライン等を踏まえたものです。
「生殖補助医療」については、採卵から胚移植に至るまでの一連の基本的な診療は全て保険適用され、患者様の状態等に応じ追加的に実施される可能性のある治療等のうち、先進医療に位置付けられたものについては、保険診療と併用可能となります。
当院でも、令和4年4月より、保険診療による生殖補助医療を行います。
また、保険診療開始にあわせて、院内のIT環境の改善を目的に4月から、新しい電子カルテの導入を行い、
電子カルテシステムと生殖補助医療管理システムによる記録や不妊治療に特化した機能を充実し、クラウドによる診療予約・Web問診などのシステムをトータルコーディネートすることで、患者様サービスの向上を目指します。
そして、5月からは二診制を順次導入し、待ち時間対策と院内での密状態防止を心がけます。
当院には生殖医療専門医、臨床遺伝専門医、抗加齢医学会専門医、管理胚培養士、不妊治療コーディネーターをはじめとする高いスキルを持ったスタッフが在籍し、着床前診断、子宮内膜着床能検査、子宮内膜・卵巣機能再生医療などの最新医療を行い、チーム一丸となって患者様の不妊治療を全力でサポートします。
うめだファティリティークリニック 院長 山下 能毅
院長の挨拶
略歴
- 大阪医科大学医学部卒業(医学博士)
- 公立甲賀病院
- Auckland National Women’s Hospital
- 北摂総合病院産婦人科部長
- 大阪医科大学産婦人科学教室講師、(産科・生殖医学科医長・産科病棟医長・医局長)を経て平成26年4月より当院副院長に就任。
認定・資格等
- 日本産婦人科学会認定医
- 生殖医療専門医
- 日本哺乳動物卵子学会認定培養士
- 日本産婦人科内視鏡学会技術認定医・評議員
- 日本内視鏡外科学会技術認定医
- 臨床遺伝専門医
- 日本受精着床学会評議員
- 日本抗加齢医学会専門医