うめだファティリティークリニック
培養室の山本です
医療機関が使用する医療用具は人や卵に触れるものなので
使い捨て、もしくは滅菌して使わなければなりません
というわけで今日は当院の滅菌器を紹介します
まずは培養室にある乾熱滅菌器です
これは180℃まで熱を加えて滅菌する滅菌機の中では滅菌能力が高い機械です
熱に弱いプラスチック製品は溶けてしまうので使えません
年に一回ぐらいスイッチが入っていることに気づかず培養部の誰かが熱風を浴びて
「あっっっつ!」ってなります
中はこんな感じです
金属製ガラス製の物を滅菌できます
乾熱滅菌器は別名「研究用オーブン」と言いますが、その名の通りキッチン家電のオーブンに近い装置です
続いては高圧蒸気滅菌に使用する機械「オートクレーブ」です
圧力と高温蒸気で滅菌する機械です
乾熱滅菌に入れられないプラスチック製品などの滅菌に使います
このオートクレーブはキッチン家電の圧力鍋と同じ構造です
このオートクレーブという単語、実は機械そのものの事でも、処理そのもの事でもあります
「オートクレーブに入れといて」「オートクレーブしといて」
恐らくもどちらも通じるはずです
自然と使い分けていますが思えば不思議な単語ですね
書いといてなんですが
滅菌機は数ある機械の中で一番愛着が沸かないですよねー…
マニュピレーターやインキュベーターは作りも用途もそれなり複雑でメンテにも手がかかり愛着が沸きますが
滅菌機はねー…熱くなったりするだけなんでねー…