うめだファティリティークリニック
培養士の山本です
先日冷え性と不妊について書きましたが
冷え性以上に不明確で何ともわかりにくい上に
不妊との関連があるとされているのが
「ストレス」です
現代社会はストレス社会とよく言われていますね
ストレス自体を数値化することは
まだまだ一般的で定量性のある測定方法はないようにも思いますが
ストレスが妊娠に対して影響を与えるということは
様々なところから報告されています
では具体的に
ストレスは妊娠に対しどのような影響を与えるのでしょうか?
生殖ホルモン(卵胞ホルモン・黄体ホルモン)は脳下垂体前葉から分泌されています
脳下垂体はストレスに弱く、ストレスにさらされるとホルモンのバランスが崩れ
月経不順や排卵機能の低下を招きます
また
慢性的にストレスを抱えると交感神経が優位に働くことで
緊張状態が続き血行不良が起こります
この先は冷え性の記事で書いたとおりですが
子宮内膜がうまく形成されず
着床しにくい状況になってしまう可能性があります
ストレスというものが目に見えないものである以上
ストレスが原因と断定する事は難しいですが
冷え性同様、ストレスも溜まっている自覚がある場合は
対策を取るに越したことがないように思います
ストレスの対処法についてはまた別の機会にご紹介したいと思います