うめだファティリティークリニック

培養士の山本です

 

 

以前患者さんと電話でお話ししていた際

夫がタバコを吸っている

減ってはいるがやはりやめるように言った方がいいのか

と言うご質問がありました

 

私は医師ではないのであくまで培養士としての見解ですが

喫煙は精子に悪影響があるので、やめた方がいいです

 

多くの不妊治療クリニックのホームページでも

喫煙する事で悪影響があると書かれています

不妊治療を受ける際に喫煙していることを伝えたら

まずやめるように勧められるかと思います

喫煙が精子に悪影響があるとする発表も多くあります

一方で喫煙を容認する発表は聞いたことがありません

 

加熱式タバコであってもニコチンは含まれているので

血管を収縮する作用があり、やはり精子によくないです

加熱式タバコだから不妊治療中も大丈夫と言う事はありません

 

 

具体的な影響としては濃度や運動率が下がる可能性があります

タバコを吸っているけれど精液検査の結果は問題ないという場合は

「影響が出ていない」と思われるかもしれませんが

遺伝子レベルでダメージを負っていて

結果的に受精率や妊娠率を下げている場合があります

遺伝子レベルのダメージは通常の精液検査ではわかりません

 

もちろん女性が喫煙した場合や

副流煙を吸いこむことで受動喫煙となっている場合も

卵子に悪影響が及びます

不妊治療中は喫煙は控えましょう

 

 

当院では男性不妊外来も設けておりますので

受診を希望される方はご連絡ください