うめだファティリティークリニック

医療安全対策室の山本です

 

 

台風の季節となりましたね

今日は大阪で未曽有の災害が起こった際

クリニックがどのような被害を受けるか

どのような対応をすることになるか

その想定をご紹介したいと思います

 

 

1,風害(台風など)による被害

2018年の台風21号の際も通常通り外来診療を行っていましたので

あのレベル以上のものが来ない限りは

「風が強い」という理由だけで休診となることはないと思われます

 

しかし

これはすべての災害において言える事ですが

災害により交通手段に影響が出た場合

例えば電車が止ったり、タクシーや自家用車が横転するレベルの風であったり

他にも倒木・洪水で道路が寸断された場合などは

従業員がクリニックにたどり着けない可能性があります

受付・看護師・培養士が一人二人休まざるを得ない状況となった場合は

出勤できたスタッフでカバー可能ですが

医師が一人も辿り着けない、もしくは災害により医師が負傷して外来診療・オペが出来ない場合は

休診にせざるを得ない場合や

オペの日程に関して再検討しなければならない可能性はございます

 

 

2,大雨による被害

雨が強いという理由だけで休診になることはまずないと思います

過去に雨単体を理由に休診となった事はございません

その他の水害に関しては後述いたします

 

 

3,津波による洪水被害

南海トラフ地震が起こった際の津波被害の想定水位が

当院は0.5m~3.0mです

最低の0.5mであれば

当院の1階部分は道路よりも数センチ高いので

クリニック内1階ではせいぜい足首までつかる程度で済むのではないでしょうか

ご不便はおかけしつつも外来診療は可能と思われます

大雨による浸水、淀川氾濫も想定水位は同じです

 

しかし

最大の3mとなると1階の大部分が水に浸かります

オペ室・培養室・診察室が1階ではないので

 その点物理的に外来診療は可能かもしれませんが

 大阪市北区で3.0mもの浸水であれば

まず大阪市全体が大混乱になる可能性が大きく

ご来院いただくのも例えばボートなどが必要となり現実的ではありません

(当院にはボートのご用意はございません)

来院してからの津波であればまだしも

浸水してからであればご来院が困難であると思われます

 

 

4,高潮による被害

津波や淀川氾濫以上に大きな影響が出るのが高潮です

高潮は台風などの気圧の急激な変化や強風による吹き寄せ効果により

けた違いの海水が陸地に押し寄せる現象のことです

高潮が起こった場合の北区の浸水高度は最高で10mです

10mというのはとんでもない高さです

当院の1階ごとの高さは約3.5m

10mというと3階全体が水に浸かる想定となります

 

さすがにここまでくるとクリニックの機能がほぼ停止すると思われます

クリニックどころか大阪市全体のインフラが全て停止すると思われます

一応4階が無事であり医師がおりましたら外来診療は可能と思われますが

さすがに10mの浸水している状況は水害以外にも様々な影響が出そうですので

通常通りというのはさすがにちょっと難しいかもしれません

 

ちなみにですが100年以上前に起こった淀川の大洪水が最大と言われているようですが

当時の浸水高度が最大で約4mだそうです

これでもかなり高い水位ですが最大と言われている洪水で4mという事は

その後改修が加えられている堤防に対し10m規模の浸水が起こる可能性は低いかもしれません

以下外部サイトですが、淀川河川事務所のページとwikiです

100年前の大洪水と新しい川の誕生 (mlit.go.jp)

明治十八年の淀川洪水 – Wikipedia

 

 

5,停電による被害

強風や地震により電柱が倒れた場合は停電被害が考えられます

倒木が電線に倒れこんだ場合も同じく停電となる可能性があります

停電となった場合は当院には非常用電源がありますので

しばらくは胚培養は可能となりますが

クリニック内全ての機能が通常通り維持できるレベルの発電量・電力動線ではないので

停電の場合はオペや一部検査には影響が出る可能性が高いです

短時間の停電であれば問題ないと思いますが

数日~数週間となった場合は

休診の日が出てくる可能性はございます

 

 

6,地震による被害

津波や火災を除いた地震単体での被害において

当院は阪神淡路大震災後の建築基準で建てられた鉄筋コンクリート造の建物ですので

多少の地震で倒壊するなどの危険な状態とはならないと思われます 

しかし震度6~7クラスの地震があった場合は

建物内の安全確認が必要である点と

余震の影響を考慮するとオペ実施に危険が伴いますので

その場の状況次第ではありますが

 幾分影響があると想定されます

 

 大阪北部地震の際は特に問題なく通常通り診察をしておりました

 

 

7,火災による被害

 当院から出火した場合と延焼とでは多少の違いがありますが

 まずは建物外への避難が必要となります

鎮火後もしばらくは消防からの指示に従う事となりますので

消防署が建物への立ち入りが可能と判断されるまでは

当院としましても患者様皆様へ別途ご案内差し上げることとなります

 

 

8,デモ行為・暴動があった場合

デモ行為に関しては警察署への事前の届け出が必要ですので

デモ単体であればクリニック前の道路をデモ行進されて入りにくいなどの影響にとどまりますが

大阪市内で暴動などが起こった場合はご来院に危険が伴いますので

当院HPよりご案内差し上げることになるかと思います

 

 

 

余談ではありますが有事の際もネット接続環境さえあれば

クリニック外からでもお知らせやブログ更新が可能ですので

スタッフがクリニックへたどり着けないから皆様へHP上でお知らせが出来ない、という事はございません

災害などが起こりクリニックの診察状況が気になる場合は

お電話いただくかHPをご確認お願いいたします