うめだファティリティークリニック
培養士の山本です
凍結胚や精子を移送ご希望のご連絡はよく頂くのですが
更新期限ぎりぎりにご連絡を頂戴する場合があります
例えば4月15日に更新、つまり費用を払わなければ廃棄予定となる胚を
4月7日に移送ご希望の電話を頂く、というようなケースです
まず前提としまして
移送とは
ご自身で双方のクリニックの間に入り日程調整いただく必要がございます
また、胚移送業者を利用しない限りはご自身で運んでいただく事となります
また、移送先・移送元の施設も準備が必要です
移送容器の冷却
移送先、移送元との凍結方法の情報確認
胚の情報を掲載した書類作成などです
これらを考えるとやはりある程度の時間がかかる事がお分かりいただけると思います
また、当院の移送容器は1個しかありませんので
ご希望日があっても先約が入っていると使用できません
移送先・移送元が休診の日があればその日は移送が出来ません
移送に関しては大枠の流れはありますが
患者さんごとに個別に対応する必要があります
時間はかかりますので数日後での対応などは
不可能ではありませんが場合によっては期日を過ぎます
基本的に更新日を過ぎる前に更新料のお支払いが必要です
当院の場合は過ぎれば即廃棄と言うほどシビアなシステムではありませんが
更新日を過ぎて更新料を払わず移植・移送のご依頼はお受けできません
ではどうすればいいのか
基本的に移送する事が決まったら早めにご連絡・ご対応いただいたほうがいいと思います
転勤は事前に知ることは難しいかもしれませんが
治療方針の不一致などでの転院・移送の場合は早めにご連絡も可能かと思います
更新直前に移送がしたい場合も
1か月くらい前にご連絡いただいたら概ね余裕をもった対応が可能かと思います