うめだファティリティークリニック

医療安全対策室の山本です

 

 

連日ニュースで企業の不祥事や労使間のトラブルなどを見ていると

時代の移り変わりを感じることがあります

 例えば

昔は企業間や労使間での「暗黙の了解」「当たり前」だったものが

今では倫理や法律に違反するとして処罰されたり民事訴訟に発展している事例があります

 

私が新社会人のころは全く別の業界で

「始業15分前には職員全員が事務所に来ておき、掃除をする(無給)」

と言う慣例がありましたが

今だとアウトだと思います

実際、先日ニュースで着替える時間を業務に入れていなかった大手企業が

従業員から訴えられるという事例がありました

 

上記の例に則って言えば

「就業時刻にはデスクに向かい仕事が出来る準備が出来ているのが当然」という

一昔前の社会人の常識的なものも

これも本人が進んで実行するには心意気としては良いと思いますが

先輩・上司から後輩・部下に強要すればアウトになってしまいます

労働基準法に照らし合わせて言えば

就業時刻とは出勤して拘束される時間がスタートです

「(実務的な)仕事を始める時間」と同義ではないわけですね

 

 

 

上記において私は従業員としては「権利を主張する側」でもありますが

古い人間としては「時代の移り変わりを認識しなければならない側」でもあります

 

特にコンプライアンスやパワハラについては

十数年前の認識とは全然違っているように思います

 

コンプライアンスについては

その多くが「守らなければならない」へシフトしているものも多く

特に注意が必要だと思います

広義では倫理観や道徳観が微妙に変わっていっているので

それも踏まえて気を付けなければなりません

 

 

パワハラに関しても、正しい知識を身につけ

自身が加害者にならないように気を付けなければなりません

特にパワハラに該当する6項目

暴言、暴力、仲間外れ、過大な仕事、過小な仕事、個の侵害

に関しては気を付けないと

大企業が内部リークにより経営が危ぶまれるケースすらあります

 

 

昭和の時代、平成の時代で止まっている感覚は

適宜アップグレードしていきたいところですね