うめだファティリティークリニック
培養士の山本です
少し間が空いてしまいましたが
先日参加した学会の感想です
今回はかなり久しぶりに現地参加しました
コロナ禍ではオンライン参加だったので、現地参加は2~3年ぶりでしょうか
やはり直接会場で発表を聞く方が聞き取りやすく
会場の温度感も感じ取ることができたので
改めてその魅力を感じることが出来た学会でした
オンラインだと業務の合間に聞くことになりますが
現地参加だと聞くこと学ぶことに集中できる点も魅力の一つですね
発表の内容としては
非侵襲的なPGTA「ni-PGTA」の発表が何点かあり
私自身も大変関心のある内容でした
ni-PGTAとは
胚を培養していた培養液を取ってそこに含まれている遺伝子を解析するというものです
通常のPGTAは細胞の一部分を切り取る必要があるのでどうしても胚がダメージを受けますが
ni-PGTAであれば培養液を取るだけなのでダメージはゼロです
しかしこの培養液から解析する方法だと誤差が大きいとされています
胚にやさしい遺伝子検査をどこまで正確に出来るか
現在研究が進んでいる状態です
今後の発表に期待したいですね
まだまだni-PGTAは一般的に実施できる技術はありません
当院でも今の段階ではまだ採用しておりません