うめだファティリティークリニック
培養士の山本です
私はクリニックで液体窒素の管理をしていますが
タンクが7個もあるので蒸発量も多く
4日に1回は補充しています
(なので基本的に長期休暇は取りません)
液体窒素は納品時に専用の容器で来ます(写真右)
マニアックな話ですが納品時のタンクは可搬式液体窒素容器と言ってホースがつなげる特殊なタンクです
私はあまりこのタンクが好きではない(ホースじゃない方がいい)のですが
昔から当院はこの型なので業者が当院はこれが好きなのだと判断、去年新調してくれました
う~ん…嬉しいような悲しいような
ちなみに、このタンクを使用しているところは多くはないのだとか
本当だろうか
話を戻しますが
水が100℃以上にならないように
液体窒素はー196℃以上にはなりません
だからこそ胚を凍結状態に保てるのです
室温では基本的に沸騰している状態です
-196℃以下にすることもできるそうですが
それができるのはかなり特殊な環境が必要でしょうね
-196℃では生存できる生物がいないので感染の心配もないとされていますが
それについてはまた改めて書こうと思います