うめだファティリティークリニック

培養士の山本です

 

卵子凍結とは?

受精後、細胞分割が行われた後の状態のもので凍結することを一般的に「胚凍結」と言います

それに対しまだ受精していない卵子の状態で凍結することを「卵子凍結」と言います

ではどのようなときに卵子凍結を行うのか

 

適応は2つあります

 悪性腫瘍の治療等、医学的介入により性腺機能の低下をきたす可能性を懸念する場合の

「医学的適応」

 

 加齢等の要因により性腺機能の低下をきたす可能性を懸念する場合の

「社会的適応」

 

例外として

採卵の当日採精が出来ない・採精したが精子がいないなど

結果として受精が出来ない状態となってしまった場合

急遽卵子凍結を行うこともあります

 

当院では学会のガイドラインに則りいずれの適応でも卵子凍結を行っています

医学適応は避けようがないですが

そのほかの卵子凍結は妊娠までに卵子にハードルを一つ多く課すことになるので

やらずに済むようであれば

その方が卵子にとってはいいかもしれませんね

 

当院の場合はどちらかと言えば社会的適応で来られる方の方が多いです

社会的適応で来られる場合は

出来るだけ早い段階で来られることをお勧めします

 

採卵当日に精子が採取できない可能性がある場合は

採卵日までに精子を凍結することで卵子凍結を回避することが出来ます

 

卵子凍結をご希望の倍は診察時医師へご相談ください