うめだファティリティークリニック
培養士の山本です
一般体外受精は、シャーレに入れた培養液中に卵子と精子を入れるだけなので
5分~10分で手技は終わります
しかし顕微授精は卵子の周りの細胞を剥がして
顕微授精を行う機械「マイクロマニュピレーター」のセッティングを行い
顕微授精用のシャーレを作成し
そこから精子を選び1個ずつ卵子に入れていきます
卵子の数にもよりますが準備だけでも30分~1時間弱かかります
その後、精子を選ぶ→卵子に入れる この流れを繰り返すことになります
精子を入れる手技自体は1個あたり通常は3分~5分程度ですが
精子が極度に少ない方やTESEの方は
1個に数十分かかります
取れた卵子が少ない方ではトータルで1時間前後
卵子が多い方やTESEであれば2時間~3時間かかる印象でしょうか
顕微授精の件数分この作業があるので
毎回培養士が打ち合わせを行ったうえで
タイムスケジュールを組んでいます