うめだファティリティークリニック
培養室の山本です
先日倒立顕微鏡のデモの話を書きました
まだ最終決定ではありませんが
近い将来、倒立顕微鏡を買い替える事になろうかと思います
倒立顕微鏡と一口に言っても色々ですが
今回はマイクロマニピュレーターを装着して顕微授精に使用する顕微鏡の話です
<IX70の調整を行っている様子>
当院ではIX70とIX71を1台ずつ計2台体制で顕微授精を行っています
IX70と言えばわかる人にはわかると思いますが
相当古い型です
なぜそんな古い顕微鏡を使用しているのか?と聞かれるくらいの型です
しかしそれでも使用し続けている理由は大きく二つ
①顕微鏡にアシステッドハッチングやモニターなどの外付け機械が多く装着されており
その移設に多くの人手と時間がかかる
②培養士が長年使用していて使い慣れている
心情面だけでなく物理的にも古株の顕微鏡の入れ替えと言うのは
なかなか手が付けられない案件でした
昔、メーカーさんから
「顕微鏡はメンテナンスさえしていれば長きにわたり使えるもの」と言われたこともあり
それこそ長きにわたり入れ替えのタイミングを悩んでいましたが
何かあってからでは対応が後手に回ってしまうので
数か月前からより具体的に検討するに至りました
現在細かな仕様やスケジュールなど検討中です
顕微鏡に限らず大きなものの納品は無事に終わるまでハラハラしますね