うめだファティリティークリニック
培養士の山本です
春は何かと忙しいものでして
ブログの更新も久しぶりとなってしまいました…(;´・ω・)
さて
4月に来られた実習生さんの実習が4月末に終了しました
培養士とは異なるお仕事ですが期間中は培養室の見学なども行っておりました
頑張って立派なお医者さんになってほしいですね
実習生さんに説明をしていると
「細胞」と言う言葉が何度も出てきて
「今の『細胞』はどの細胞のことを指しているのですか?」との質問がありました
普段培養室にいると気づかない面白い質問ですね
確かに、培養士同士では前後の文脈から推察して伝わっていますが
培養室では細胞という単語が飛び交います
初期胚の割球
胚盤胞の内部細胞塊や栄養外胚葉
卵子の周りの卵丘細胞
採卵時の卵子以外の細胞成分
卵子の透明帯以外の中細胞
TESEの時の精子以外の細胞
培養室内ではこれらはすべて「細胞」と一言で呼称しています
培養士以外の人であれば何のことなのかわからなくなるかもしれませんね
ちなみに精子は「精子」ですし透明帯を含む場合は「卵子」「胚」と呼称します
透明帯のあるなしが呼び方の境目なのも面白いですね