うめだファティリティークリニック
医療安全対策室の山本です
少し前からリテラシーという言葉を聞くようになりました
リテラシーは英語の「literacy」からきており
直訳すると「読み書きの能力」になります
日本では特定の分野に対する知識などを指しており
ネットリテラシーとはネットに対する知識の事です
現代は情報があふれていますので
真偽のわからないものも多く含まれています
ネットニュースの記事・SNSの投稿を見た際は
まずはその情報ソースの真偽を確認する事が大切です
電車が遅れているかどうかなどの情報に関しては
電鉄会社のHPというおおもとの情報源があるので
そちらを確認すればある程度の情報が得られるはずですが
医療にかかわることなどは
個人差があり必要なデータ量も多いのでやや複雑です
例えば「○○は△病に効果がある」
と言う記事があったとして
その記事の情報源のデータは
対象が人間なのか?マウスなどヒト以外なのか?
何人を対象として、何人に効果があったのか?
いつのデータなのか?
試験期間はどれくらいなのか?
「効果がある」とは完治を指すのか?
効果があったかどうかは本人の自己申告なのか?医師の明確な診断があったのか?
その情報を公開(発表)している団体や国は複数なのか単体なのか?
上記のすべてといわずとも
納得できる程度の条件が備わっていなければ
信用するには難しいように思います
目先のお金や自己顕示欲が絡むと真偽が軽んじられる場合があります
それらも含め本当に信頼できるかどうか判断することが必要です
中には本当の情報(答え)がまだないものを
予想だけがネットを飛び交っているのもよく見ます
本当に大事な情報は
本当に正しいものなのか
信用するに値するものなのか
しっかりと確認するようにしましょう