うめだファティリティークリニック
培養士の山本です
「飽きる」という現象は日常的であり当然の事なのですが
例えば
同じものでも飽きずに食べて満足できるなら
毎日新鮮な気持ちで食事をおいしく楽しめますし
動画や音楽、漫画やゲームなどの娯楽でも
何度やっても初めてと同じ感覚で楽しめたら
とても幸せなことではないでしょうか
なのになぜ人は飽きてしまうのでしょうか?
調べたところ
食事に関しては人が生きていく上で生理的な欲求の一つなので
同じものばかりだと栄養が偏り種の存続にかかるから、という理由のようです
食べ物で飽きるのは
生き物として最初から備わっている防御機能のようなもののようですね
娯楽をはじめそのほかのことに関しては
新たなものを求め発展するために「飽きる」というシステムがあるとされています
例えば「この土地には飽きたから移動しよう」と思った場合
生き物として生育地を広げるきっかけになれます
文明的な社会を築くうえでも
飽きるという現象がなければ
それこそ死ぬまで同じもので満足してしまうことになりますが
飽きるからこそ新たなものに挑戦したり
新たな商品やサービスを生み出そうとする、とも言えます
新鮮な体験が減ってくる年になりますと余計に
飽きずにずっと楽しめたら…とも思いますが
人の生き物としてのメカニズムを考えると
ちょっと難しそうですね