うめだファティリティークリニック
培養士の山本です
表題の件はここでも何度か書いているのですが
胚移送はご本人が意外と大変です
まずは移送元と移送先との間に入って日程を決めなければなりません
つぎにどちらの施設の移送タンクを使用するか決めて
移送当日も移送用タンクを持ち運ぶ必要があります
移送当日は移送先で保管費用を支払ったりカルテを作成してもらう事も必要になってきます
移送業者を利用すればある程度やってくれますが
別途利用料がかかります
(当院では移送業者の斡旋・紹介は行っておりません)
転勤やクリニックとの相性、保管元のクリニックの都合(閉院など)で
どうしても出さないといけない場合もあるとは思いますが
出来る事なら採卵したクリニックで移植まで完結したほうが
労力と費用は控えることができるかと思います
移送と言うのは「可能」ではありますが
件数的にはそこまで多いわけではなく
移送の多い施設さんでもさすがに自身の施設で採卵した方の方が圧倒的に多いわけですから
その観点から言えばやはり「移送」というのはややイレギュラーなケースであると言えると思います