うめだファティリティークリニック
培養士の山本です
書店の医療コーナーに行けば
医師・看護士に関わることをはじめ
技師や医療事務など様々な書物が置いてありますが
培養士コーナーが設けられているのは見たことがありません
それは培養士が看護師などに比べ人数が少なく歴史も比較的浅い仕事であることもありますが
培養関連の本自体がほとんど出ていないからと言うのもあるかもしれません
培養士の試験勉強はどうするの?と思われるかもしれませんが
認定胚培養士の資格試験を行っている日本卵子学会からは
胚培養士向けの本が出版されています
私が培養士の試験を受けた際もこれを読んで勉強しました
私が勉強した際は初版だったので青い表紙でした
当時は学会名も違いましたね
(私も青だった!と言う方もいらっしゃる事でしょう)
ちなみにですが、試験問題が必ずしも全てこの本から出るわけではありません
「この本の内容を網羅した上で実地で学んでいれば答えられる問題」
が多かったように思います
認定胚培養士試験の受験資格の一つに「培養士経験1年以上」と言うものがあるので
ある種、理にかなっているかもしれませんね
ちなみに日本臨床エンブリオロジスト学会からも
広範囲をフォローした本が出ています
エンブリオロジスト学会も認定資格試験を実施しています
卵子や精子、遺伝子、検査、統計などに特化している本もありますが
それは培養士としてある程度経験を積んでから読む人が多いかもしれませんね
培養士の資格を取ってからは
論文や学会誌を読んだ方がいいという方もいます
確かにその方が最新情報が得られるのでいいかもしれません
このようなことを書いていると
私もそろそろ色々勉強しなければならないと思う今日この頃…
いや時間がある時にたまに読んだりはするんですがね…(;’∀’)