うめだファティリティークリニック

培養士の山本です

 

季節柄、転勤やお引越しが多い時期は過ぎようとしていますが

当院ではまだまだ胚移送のご依頼がしばしばあります

 

胚移送の際に必ず確認させていただいているのが

胚の凍結方法です

 

当院では

KITAZATO社のVitrification Mediaとcryo top(クライオトップ)

を採用しています

 

容器であるクライオトップは

見た目はこんな感じです

IMG_4242

写真は蓋をつけてる状態です

 

実際に胚を乗せるのは

先端の黒い点が点いているあたりに乗せます

載せたらすぐに液体窒素に入れて蓋をすることになります

IMG_4243

蓋を取ったらこんな感じです

 

実はこの凍結デバイス

日本では10年以上にわたり

かなり高いシェア率を誇っています

 

なので、当院へ他院から移送されてきても

逆に他院へ行っても

何の問題もなく胚を融かせる場合が多いです

 

しかしシェア率が高いとはいえ

今まですべての胚凍結が

Vitrification Mediaとクライオトップで行われたわけではありません

 

試験的に新しい凍結デバイスを試していた施設の凍結胚や

かなり昔に凍結した胚(緩慢凍結法など)を当院へ移送する場合などは

場合によっては融解液を別途用意するために別料金がかかる場合もあります

 

融解液が生産中止になっているなど

もし手に入らないものであれば

当院では融かせない、受け入れできないというケースもありえます

 

 

なので、移送の際

特に当院へ入ってくる場合は

凍結デバイスを移送元の施設さんに確認してから受け入れをしております

 

 

 

 

デバイスが合わないというのがわかりにくいという方に

分かりやすく説明しますと

 

VHSビデオデッキしかもっていない人の家に

ベータのビデオテープを送っても再生できない

 

CDプレーヤーしかもっていない人の家に

MDを送っても再生できない

 

そのような感じです