うめだファティリティークリニック
医療安全対策室の山本です
広くニュースで報道されており
ご存知の方も多いかと思いますが
先週京都アニメーションのスタジオが放火される事件がありました
理不尽に多くの命が奪われたことに対し
大きな悲しみと共に強い憤りを感じます
お亡くなりになられました方々のご冥福をお祈りしますとともに
負傷された方々の回復をお祈り申し上げます。
日々、防犯防災対策に努めている当院医療安全対策室としましても
当院で火災が起こった場合
どのようにして安全に非難するか
より深く考えさせられる事となりました
当院は螺旋階段ではありませんが
火事になれば煙が一気に階段を駆け上がる事が想定されます
煙を吸い込めば一酸化炭素中毒になる恐れがあります
一酸化炭素中毒になれば場合によっては失神
そのまま一酸化炭素中毒により死亡するケースがあります
それを免れたとしても
失神したまま襲い来る火の手により死亡するケースも考えられます
今回の事件でも一酸化炭素中毒となっていた方が多かったそうです
炎自体からの避難も難しいですが
速度が速く視界を遮る煙からの避難はもっと難しいと思われます
煙から逃れるのに
大切な事は早く建物から出て
離れる事です
今回の件も建物の窓などから飛び降りた人の中には
助かった人もいたようです
しかし
実際火事になり2階3階から飛び降りろと言われたとして
骨折覚悟ですぐに飛び降りることが出来るかと言われると
そう簡単とも思いません
そこで今回
窓から脱出することを想定してロープと軍手を必要数購入しました
これで火災時はロープを伝って窓からも脱出できるはずです
ロープは予めほどいておき
さらに可能な場所にはあらかじめ括っておきます
これですぐにでも使用できるはずです
火災発生時は1分1秒を争います
決して大げさではなくここまでしなければ命にかかわると考えています
先日防煙ゴーグルも届きました
後日防煙マスクも届く予定です
これらは煙で充満した際避難経路を確保・誘導する人が使用する予定です
万が一の時に備え色々と準備を進めてはおりますが
用心しすぎると言う事はありません
今後も引き続き防災防犯対策を講じたいと思います