うめだファティリティークリニック

医療安全対策室の山本です

 

 

今日は

今回医療安全研修会でお話しした内容の一つ

ハラスメントについてご紹介したいと思います

 

職場でのハラスメントといえば

「パワハラ」と「セクハラ」がありますが

いずれにも「これをしたら該当する」という定義があります

 

パワハラ

1、身体的な攻撃(暴力など)

2、精神的な攻撃(暴言など)

3、隔離(無視するなど)

4、過大な要求(明らかに処理不能な要求を突きつける行為など)

5、過小な要求(高度な技術を持つ人に雑用だけさせる行為など)

6、個の侵害(無断でスマホを見る行為など)

 

セクハラ

1、相手が性的に嫌がるような発言をする

2、性的なうわさ話を流す

3、体にさわる

4、そのほか性的な嫌悪感を抱かれるようなことをする

(しつこく食事に誘う・しつこく彼氏がいるか聞くなど)

 

 

 

行為自体により職場環境を悪化させる事もハラスメントに当たります

例えば暴力を振るわれたのを見た人が嫌悪感や苦痛を感じたり

セクハラも同様に見ている人が性的に不快感や苦痛を感じたら

見た人もハラスメント被害を受けているという事となります

 

必ずしも 

直接的な被害者だけがハラスメント被害者ではない、ということも

ポイントの一つですね

 

 

パワハラと指導はよく混同されますが

説明や表現が適切かどうか

感情的ではないか

その後ちゃんとフォローが出来ているかなどの

判断基準があります

指導と勘違いして

ハラスメントになっていないかどうか

気を付けなければなりません

 

 

セクハラかそうでないか判断が大きく左右されるのは

本人の同意があったかどうかです

同意がなく性的と取れる行為を行い嫌悪感を与えたら基本的にはセクハラです

スキンシップと勘違いしてセクハラ行為となってしまわないように

気を付けなければなりません

 

 

概要ではありますが今回の研修会ではこのような内容をお話しいたしました

 

 

今回ハラスメントについて一つ思ったのは

「世代間で感覚が違う」と言う事です

 

パワハラもセクハラも

年配の方からすれば「これは昔は当たり前だった」と思う事があるかもしれませんが

今の時代にはそぐわないものもあります

長年にわたって行われてきた慣習なども

もしかしたら現代ではハラスメントとして

生産性を落とす要因になっているかもしれません

 

 

今一度

自身が、自身の勤務先がそのようになっていないか

考えなければなりませんね