うめだファティリティークリニック
培養士の山本です
その1の続きです
タンクの掃除と消毒が終わったら
次の日は液体窒素を充填します
液体窒素が32リットル入るサイズなので
一度入れてしまうと容器の重さも合わせると35キロ以上になります
充填する場所も考えた方が賢明です
一度に満タンまで入れると液体窒素が激しく沸騰したり
ふたが結露したりするので
3回ほどに分けて段階的に充填します
液体窒素を入れたらそこから3日間ほど静置しておきます
内部が完全に冷えて安定するのを待つのと
液体窒素の蒸発量に異常がないか確認するためです
ちなみにこの様子見期間はメーカー推奨の手順でもあります
すぐに胚を入れてタンクの不具合により危険にさらされるようなことがあってはいけません
信頼できる状態かどうかの確認は必須です
次は胚の入れ替え
最後の手順です