うめだファティリティークリニック

培養士の山本です

 

 

先日白夜の読み方について書きましたが

それ関連の話で誤用されやすい言葉について

最近学んだものがあります

 

 

皆さんは「姑息」という言葉の意味をご存じでしょうか

正解はこちら

文化庁 | 文化庁月報 | 連載 「言葉のQ&A」 (bunka.go.jp)

 

一時しのぎという意味ですね

一時しのぎな行為の末に卑怯となる場合であれば通じるかもしれませんが

卑怯単体で使用すると誤りとなるので注意が必要です

 

 

このような誤用が多い言葉については

・使用した人が正しい意味で使っているかどうかがよくわからない

・誰かが間違った意味で使用していても場合によっては指摘しにくい

・自身が使用する際相手が本来の意味を知らなければ会話がなりたたない

 

これらのことから個人的には使いにくいなと思ってしまいます

 

 

他に誤用が多い代表的なものでは「役不足」でしょうか

本来は力量に比べて役目が不相応に軽いことであり

「役目の方が不足している事」を指します

たとえば大物俳優に特別意味のないエキストラをやらせるのは役不足です

 

しかし誤用として

「実力が不足している」と真逆の方で使用されることがあります

「演技のヘタな彼が主役を務めるなんて役不足だ」というのは誤用です

 

本来の意味を知っている人が

誤用している目上の人に対して

「○○さんには役不足ですね」なんて言ってしまうと

場合によっては大変なことになるでしょう

 

 

「確信犯」の誤用も多いように思います

本来の意味はこちら

文化庁 | 文化庁月報 | 連載 「言葉のQ&A」 (bunka.go.jp)

悪いとわかっていてやっていると確信して行うこととされがちですが

実は逆で

自らの行為を正しいと確信してなされる思想犯などのことを指す法律用語だそうです

 

例えば「あの政治家のやっていることは悪だ!私の意見こそが正しい!」

と強く思い込みそこから犯罪行為に走ればその人は確信犯です

 

 

「話のさわり」という表現を

私自身間違った使い方をしているのも最近知りました

文化庁 | 文化庁月報 | 連載 「言葉のQ&A」 (bunka.go.jp)

 

「話の最初の部分」ではなく

「話の要点」なんですね

 

なんで表現から受ける印象と意味がこんなにちがうものなのか、と

ツッコみも入れたくはなりますが

昔から意味がそう決まっていて国も認めている表現方法である以上

何とも反論もできませんね

 

 

 

ほかにも

「煮詰まる」「気が置けない」「情けは人の為ならず」「破天荒」「潮時」

なども誤用が多い気がします

 

興味のある方は是非見てみてください

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