うめだファティリティークリニック

培養士の山本です

 

 

そろそろ2024年卒の学生さんの就職活動が始まっている頃でしょうか

この時期に限った話ではないですが

当院にも募集に関しての問い合わせは定期的に受付に来ているようです

 

申し訳ありませんが

当院では現在胚培養士の募集は行っておらず

この先募集する予定も今の所はございません

(2023.3.17現在の情報です。詳しくは当HP採用情報をご覧ください)

 

 

しかし

いい機会ですので胚培養士になりたい方への個人的な意見を

書いておこうと思います

 

 

培養士という仕事を調べたうえで

この仕事に就きたいと思い

今住んでいるところから通勤したいという考えであれば

通勤圏内に不妊治療施設がどれくらいあるのかが問題です

 

不妊治療を行っている施設の数はそう多くありません

東京や大阪はまだ数が多い方ですが

そこから募集している施設に限定すればそこから数は減ります

 

就職(転職)を機に引っ越しをするのであれば

どこの土地であれば引っ越しが可能か(希望か)、なども

どこの施設が候補に挙がるか大きな要因の一つとなります

不妊治療施設がどこにあるかはネットで検索すれば出てきます

 

 

胚培養士募集を広範囲で一気に調べたい場合は

学会のホームページを確認するのが便利です

「日本卵子学会」「日本臨床エンブリオロジスト学会」

この2つの学会は胚培養士の認定資格試験も開催しており

胚培養士の募集状況も掲載されています

 

この掲載に関しては施設側から依頼して学会HPに掲載してもらうものです

施設側が学会HPに掲載を依頼せず自院HPでしか掲載していない募集もあります

近くの施設が学会HPで掲載されていない場合は

施設のHPを一度確認してみてみるのもいいかもしれません

 

 

注意点として胚培養士は経験者しかとらないところもあります

「新卒を雇い入れても人員的に教える余裕がない」

「人手が足りていないのですぐにでも働いてもらいたい」

こういった理由から新卒は募集対象外となっているところもあります

 

 

新卒の方であれば

大学の先輩や研究室の先生、就職支援課のようなところで情報があるかもしれません

私の知る限りでは10年~15年くらい前は

大学と施設でコネ(毎年数名採用をお互い約束している、など)がまだあった印象ですが

ここ最近は知る限りでは減ったように思います

この業界に限らず

コネで入職したことが入職後に不利に働くこともあるので

コネで入る際は注意も必要だと思います

 

  

どこが自分にとって働きやすいかと言うのを気にする人も多いと思いますが

ここで伝えておきたいのは合う合わないは人によって様々であると言う事です

いくら口コミや先輩からの評判がいいクリニックでも

実際に入ったら人間関係が合わなくて…と言うのはまぁある話です