うめだファティリティークリニック
培養士の山本です
最後の行程
ついに胚の入れ替えです
動きとしては移すだけの単純なものではありますが
合計で何百人分もの患者さんの胚を移動するので
時間に余裕があるタイミングで
スペースを広く取り
万全の状態で丁寧に移動します
今回は液体窒素容器デュワー瓶を使用して至近距離で移動します
こうすればかなり安全に移動できます
(写真はイメージです、胚は入っておりません)
移動完了です
古いタンクは残念ですが処分されることとなります
意外とフタが高価なので
処分の際はフタを予備用として取っておくことをお勧めします
液体窒素を入れるとモヤがかかり中はほとんど見えなくなります
次に底が見えるのは数年後に掃除する時でしょうか
さて今回は業界内でもあまり例が少ないタンクの更新について書いてみました
今回はもう1台更新しますので同じ作業がもう一回あります
さらに来年に夏にももう一台更新予定です
培養室の安全を維持するには
常日頃からリスク管理が必要です
皆さんに安心して胚をお預けいただけるよう
日々尽力しております