うめだファティリティークリニック

培養士の山本です

 

 

過去にお電話で

パートナーがいる方から「卵子凍結するのはどうか」と

何度か聞かれたことがあります

今日はパートナーがいらっしゃる方の卵子凍結について書きたいと思います

 

 

まず、卵子凍結には保険がききません

融解後の復活率も胚に比べて下がります、100%ではありません

ハードルを一個増やすようなことになるので

パートナーがいらっしゃる場合は卵子凍結は基本的にメリットがありません

 

ただ、パートナーの方が年単位で出張に行っていて

いつ体外受精が出来るかわからない、などの場合は

若いうちの卵子を凍結しておくというのは一つの手段かもしれません

もしくはパートナーはいるけれどまだ子供は欲しくないという場合なんかも同様ですね

 

 

 

あまりお電話でこのような話はしませんが

もしパートナーと別れる可能性が高い場合で

将来のまだ見ぬ新しいパートナーの為に卵子凍結をしたいという方も

日本も広いですからもしかしたらいらっしゃるかもしれません

しかし、卵子凍結は胚凍結と同様に1年ごとに凍結更新書類の提出が必要です

その書類は基本的に自宅に届くので

パートナーに黙ってこっそり卵子凍結しているのがバレてしまう可能性もあります

 

この例については…あまり現実的ではないかもしれませんね