うめだファティリティークリニック
培養士の山本です
先日へパフィルターの交換をしましたが
他の施設の培養士の皆さんは
どのタイミングでへパフィルターの交換をしていますでしょうか
インキュベーター・ピペットマン・マニホールドのメンテは
全ての機材を定期的に実施すればいいと思いますが
へパフィルターの場合は1年で交換が必要なほどすぐに劣化するものでもなく(当院の場合)
上記の機材メンテ費用に比べ高額&作業が大掛かりです
フィルターが1か所だけの施設であれば管理も比較的簡単ですが
当院のように複数枚あるとそれぞれの管理が必要となってしまいます
<ヘパフィルターの点検口を空けた様子>
当院のヘパフィルターは空調一体型の循環式で
メーカーからはざっくりと2年から5年が寿命といわれています
場所によっては2年程度で汚れが見られる所もありますが
全てがそうなるわけではなく
場所によっては4~5年たっても綺麗なままのフィルターもあります
場所によって劣化具合や交換時期が異なるので
汚れてから交換という事であれば
フィルターの個別管理が必要になります
しかし
個別管理の場合は担当者が目視での劣化確認が必要なので手間がかかります
お金をかければ個別に清浄度を測定して結果次第で交換という方法もあります
クリニックさんによっては
決まった年数ですべて交換と言う方法を取られているところもあるかと思います
<綺麗なヘパフィルターの様子>
多くのメンテナンスはルーチン化され
毎年ある程度決まった流れで行われますが
へパフィルターだけは今の所個別管理で
毎回精査が必要です
担当者としては
手がかかるからこそしっかり向き合い
毎回最適解を選択したいところですね
<2年前のヘパフィルター交換作業風景>