大阪市の不妊治療専門のうめだファティリティークリニック。「一部不妊治療」「人工授精」「体外受精」「顕微授精」「精子の凍結保存」「卵子凍結」迄に至る不妊医療情報をご紹介致します。
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体外受精について

採卵後の胚凍結について

!当院では全胚凍結を行っております

当院では、採卵後すべての胚を凍結する全胚凍結法を行っています。

全胚凍結法とは、排卵誘発・採卵・媒精(または顕微授精)・胚盤胞培養して出来た良好胚盤胞を全て凍結し、その周期での胚移植は行わず、別の周期に子宮の着床条件を整えて融解胚移植する方法です。

凍結胚盤胞移植法の利点は、新鮮胚移植(排卵誘発周期にそのまま移植する事)とは違い、子宮の着床条件下で胚移植できる事です。ただし受精後の胚盤胞に到達する確率は40~50%ですので、受精卵が1つも胚盤胞にならないことがあります。

その為、当院では初期胚を1個凍結し、次周期の移植がキャンセルにならないようにしていると同時に、初期胚を凍結することで、将来的に2段階移植を選択できるようにしていますが、全て胚盤胞凍結を希望される場合は採卵後に担当医またはスタッフにお申し出ください。

体外受精の保険診療について

!令和4年4月より「体外受精が保険適用」となり、保険点数が公開されました。

保険への円滑な移行に向けて、国の方針に準じた経過措置が行われる予定です。

令和4年4月より開始の治療は保険適用となります

保険適用 2022年4月1日(金)より開始の治療

ただし、年齢制限や回数制限があります。

着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)は、注射・投薬・採卵・移植等、全て自費診療となります。

保険診療で採卵・移植をされる方へ

保険診療での生殖補助医療には下記のような制限がありますので、治療前に必ずご確認下さい。

  • 保険診療では移植回数に制限があり、治療開始時点の年齢が40歳未満の方は6回まで、40歳~42歳(※43歳未満)の方は3回まで移植可能
  • 採卵して凍結した胚は全て移植しなければ、次の公的保険を利用した採卵に移行できない

というような制限があります。
胚移植は基本的にグレードの高い(妊娠率が高いと予想される)胚から移植していきます。

例)グレードが高めの胚盤胞3個・グレードが低めの胚盤胞3個を凍結できていた場合

グレードが高い胚で3回移植をして妊娠できなかった場合、残り3個を残した状態で次回再度採卵を行い、新たな凍結胚と一緒に移植する等の選択肢がありましたが保険診療においてはグレードの低い胚が残ったとしても、それらを全て移植しなければ、公的保険を利用した採卵には進めません。
(※自費診療の採卵・移植に移行する事はできます。)

まとめ

1回の採卵で40歳未満であれば6個以上、40歳以上43歳未満であれば3個以上の凍結胚を得られた場合、その移植が全て終了し、妊娠に至らなかった場合、公的保険を利用した2回目の採卵はできない。という事になります。

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