多血小板血漿(PRP)療法とは
患者さんご自身の血液を用いて、多血小板血漿(Platelet-Rich Plasma:PRP)を組成し、標的部位へ注入する「再生医療」になります。
血小板は組織の修復、損傷部位の血管新生、創傷の治癒に必要な「成長因子」を多数放出することが知られています。
PRP療法はこのような血小板から放出される成長因子を専用の医療機器を使用して効率的に濃縮・組成し、治療したい臓器へ注入することによって、本来、自分の身体が持っている細胞の再生能力を局所的に最大化する治療法です。
PRP療法により子宮内の着床環境を改善する報告や、卵巣への投与により早発卵巣不全(POI)、卵巣機能低下(POR)の症例で効果があり、妊娠例も報告されています。
安全性について
本治療法は、再生医療等の安全性の確保等に関する法律に基づき、再生医療等提供計画の届出後、厚生労働大臣に受理された治療となります。
自身の血液を用いた治療法ですので、アレルギー反応等の心配が少なく、安全性の高い治療となります。国内外での使用において、重篤な副作用は報告されておりません。
治療の流れと治療スケジュールについて
治療の流れ(子宮内膜投与)
通常、治療後の安静も含めて来院から帰宅まで約1時間半〜2時間かかります。
治療のスケジュール(子宮内膜投与)
実施するタイミングは医師とご相談になります。医師へ直接ご確認ください。
治療の流れ(卵巣投与)
通常、治療後の安静も含めて来院から帰宅まで約1時間半〜2時間かかります。
治療のスケジュール(卵巣投与)
実施するタイミングは医師とご相談になります。医師へ直接ご確認ください。
料金について
PRP療法は保険が適用されない為、自費診療となります。
ホルモン剤
卵巣片側 | 1回165,000円 |
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子宮内膜 | 1回85,000円 |
子宮内膜投与は通常1周囲の治療につき原則2回行いますので、合計170,000円(税込)かかります。
料金についてはこちらのページにも掲載しておりますので、よろしければご覧下さい。