治療情報・特殊治療

当クリニックでの妊娠・出産に至った最高年齢は？

最近、当クリニックを受診されている患者様の平均年齢が上がっています。よく患者様から何歳くらいまで頑張れば良いでしょうか？というご質問を頂きます。当クリニックでの妊娠・出産に至った最高年齢は45歳です。ですから、45歳までは妊娠出来る可能性はあると考えています。では、45歳以上の方は全く妊娠しないのかと言われるとそうとも言えません。45歳以上の高齢になると妊娠されるケースは非常に稀なケースだとご理解下さい。患者様の年齢と妊娠率には相関関係があり、患者様の年齢が上がるほど妊娠率は急激に低下します。特に38歳を境として、妊娠率は低下傾向にあると言えます。しかし、40歳以上でも卵子が採取出来て移植可能な受精卵（胚）が出来る場合には、可能性はゼロではないと思います。当クリニックでは、特に年齢制限を設けていません。

特殊治療

ヒトプラセンタ（ラエンネック®）療法

プラセンタとは「胎盤」のことです。胎盤は胎児と母親をつなぎ胎児を育てる臓器であり、わずか10ヶ月の短期間に重さ約3kgもある赤ちゃんへと成長させる驚異的な役割をになっています。胎児が成長するためには“成長因子”が必要です。この成長因子を供給しているのが胎盤です。胎盤は赤ちゃんが生まれるとともに体の外へと排出されますが、役目をおえたわけではありません。豊富な栄養、さまざまな有効成分、成長因子をたくさん含んでいるのです。成長因子、耳慣れない言葉ですね。赤ちゃんは生まれてから３歳くらいまで大量に作りつづけることができます。しかし、10～13歳頃から少しずつ減少しはじめ、18歳を過ぎる頃には急激に低下していきます。この成長因子の生産が減ってしまった状態を老化といいます。

胎盤の薬効は古くから注目され、とりわけ滋養強壮、若返りの薬として珍重され、多数の漢方薬に配合されてきました。古代、クレオパトラ、楊貴妃も使用していたというプラセンタ。いつまでも美しさを保ちたいというのが女性の願いです。プラセンタには美白作用、高い保湿力、新陳代謝を高め、細胞のターンオーバーを正常にするなどの美肌作用があります。

さらに最近では、プラセンタの血流改善作用やホルモンバランスの調整作用に注目し、男女を問わず不妊治療に使用されるようになってきました。